設計監理・設計図書の重要性

友達のグリーンフォレスト代表が自宅を改修しているときに、色々と住宅の不備がみつかったという記事をブログにかいていましたが・・・
私も人ごととは言えない事件が本日発生・・・

築8年の住宅があり、水回りが調子が良くないということで本日は、知人の設備屋さんと点検に。
そこは、建築会社が倒産していてアフターができる状態ではなく私がひょんなことからでむくことに・・・

水回りを点検。お客様は大変丁寧につかっていて排水のつまり、汚れはなくおかしいなと思っていると・・・
キッチンにトラップがついている・・・
あれ???まさかと設備屋さんが外へ行き、枡を確認・・・
げげ!!排水の流れの抵抗が増大し排水不良の原因となるため禁止されている二重トラップをしているじゃないですか!!
これって、お客様の使い方でないですよ・・・
さらに、ついでということで天井の照明器具の電球を交換してほしいと言っていましたのでつでに交換しようとすると・・・
ぼろって照明器具が落ちてきて・・・びっくり・・・
天井に下地をいれてビスで止めなくてはいけない器具が接着剤止め・・・こりゃいつか落ちるよ・・・しかもその照明器具はガラス製・・・

年間相当数やっていたローコストメーカーの住宅のようで・・・
アフターたのんではそれなりにはやっていてくれてはいたということで、対応はよかったとのことで・・・
おそらく営業マンはよかったのでしょうが、現場に監理(現場監督でなく)している人がいないから、下地忘れとかトラップとりわすれがあったのを気がつかなかったのでしょう・・・いや、知らなかったとか・・・
監理者がいるから完璧とかではないでしょうが、現場にミスがないかチェックする人がいないとこういうことがおこるのでしょうね・・・
ただ、チェックするには設計図書が必要でそれは不備のところがたくさんあります。
確認の図面はあくまでも、建築基準法最低限のことがされているかのチェックする図面で、照明器具をいれるための補強がなくても、二重トラップをする設備計画でもそういうことが記載されていないので行政はチェックできません。
今回の事件はこの二つがないためにおきた事件でした・・・

みなさん、設計監理と設計図書重要ですから、心のどこかにとめておいてください。