李下に冠を正さず

題名は「他人の嫌疑を受けやすい行為は避けるようにしましょう」という意味。

同業者としてあまりつっこみたくないのですが・・・
私の今の現場の駐車場の近くに、大きな建設現場があります。
公共性の高めの建設現場で、本来なら現場代理人が常駐していないといけない現場です。
そこで、事件が起きました。
私達の駐車場に、そこの職人さんがたまに勝手に駐車して、注意を促しているのですが・・・
今日は、真ん中にどうどうと駐車していて、暖房の試運転にきた業者さんが駐車できず路駐しないといけない状況になりました。

私の現場も他人に迷惑をかけていないといえば嘘になります。
そのつど、設計者として謝りにいきます。台風で、きちんと養生し、杭を打ってとばなくした断熱材が飛んだときも、監理者として謝りにいきましたし、その場で断熱材を台風の中回収したこともあります。
道路が汚れているとか、言われて掃除しにいったこともあります。
うちの現場の職人さんでないクレームもありますが、近所の方々に迷惑をおかけして、うちの現場が疑われたときは、まず先に謝りに行き、クレーム事項を手直ししてから、誤解をときに訪問します。
結局、工事現場だから疑われることってたくさんあります。道路の汚れは特にそうです。でも、道路を綺麗にしたらすむはなしです。
下水があるときは、竣工後みんなでどろ投げをした現場もあります。

李下に冠を正さずです。普段からそういうことをしていたら、周りも疑いませんし、かりに疑われても言い訳する前に、クレームであれば相手の話を聞き、謝りながら誤解を解くべきです。それまで、疑われる様な行動があったので相手が怒るわけですから・・・

でも、今回の施工業者さんの現場代理人ときたら・・・最悪です。
常駐していないで、なぜか青森の現場なのに仙台にいますし・・・全然現場管理できていないので、うちの駐車場にゴミ捨てるは、勝手に車とめるは、建築確認の許可看板はだしていないで、工事するは・・・
看板もなく、連絡先も明示もない、常駐していないためこういったクレームを注意することができずにいて、現場の職人さんを注意して車をどけてもらったり、ゴミをもちかえってもらっていました。

明日引き渡しなので、今日が最後の現場調整、今日という今日は私も堪忍袋の緒が切れるです。
現場の職人さんを怒り、現場代理人か監理者をだしてほしいむねを伝えると、二人とも仙台でいませんと言われました・・・唖然・・・建築確認の看板もないし、連絡とりようがないのです・・・
頭きたので、建築指導課に行って連絡先を調べると言うと、元請けの施工業者さんの一人が出てきて謝ってきました。
現場の対応はまずいいほうで、反省をしていたのですが、その後連絡あった現場代理人が最悪。

いばりまくって、常駐しないのが会社の方針なにが悪いとか、確認の看板は邪魔だから外してなにが悪いとか、今日のは現行犯だからあやまるが、他のは現行犯でないから証拠ないので、あやまる必要ないとか、監理者にこの件を報告する義務がないとか・・・謝ることが出来ないのか?というまで一言も謝らず・・・しかも、電話ごしなので・・・おまえは亀田一家か!!と言いたくなりました・・・
しかも、お金がほしくてクレームつけていると言われ、損害はいくらだ払うよ、支払額は私が検討して常識の範囲で払うよとのこと・・・人を馬鹿にしているのか!!!と怒ってしまいました・・・
金額的損害はいっさい無し、存したのは貴男と会話している時間と、不愉快になった私の気持ち、謝罪してくれたら他には何もいりませんと言っておいたら、お金でないなら明日謝りますだって・・・

最後まで馬鹿にされた様に思いますが、そういう人を相手にしても仕方ないので明日、引き渡し前に現場で会って借りた駐車場をきれいにしてもらってそれを確認するときに謝ってもらうことになりました。
しかし、腹立った・・・