耐震診断

筋カイセンサー

新年一発目の現場は耐震診断です。
青森県では、県内にある昭和56年6月の建築基準法改正以前に建てられた建築物の耐震診断・耐震改修を促進するため、県民のみなさまへの情報提供と建築士等の建築技術者等への耐震診断・耐震改修技術の普及を行っています。
そして、各市町村にはこの耐震診断を受けて、補強工事をする際に様々な助成制度があるケースがあります。

私が今回診断しにいったとは、青森市の方です。

青森市の場合は、耐震診断を助成付きで行えるのは

青森市内に存し、次に掲げる要件全てに該当するものです。
(1)昭和56年5月31日以前に建築され、かつ、同年6月以降に増改築されていない住宅であること。
(2)在来軸組構法又は伝統的構法によって建築された木造住宅であること。

(3)市に住民登録をしている所有者が、現に居住している一戸建て専用住宅又は併用住宅(延べ面積の2分の1以上を住宅の用に供し、かつ、その他の用途に供す る部分の床面積が50m²以下であるものに限る。)であって、地上階数が2以下の ものであること。
(4)この要綱に基づく耐震診断又は類似の市の制度による耐震診断を受けていない
住宅であること。
(5)建 築 基 準 法 に 違反していないこと。
(6)所有者が市税を滞納していないこと。

という条件になります。
自己負担が8000円からで面積によってことなります。
募集期間や募集数に限りがありますので、今年度は募集終了のようですが、来年度また予算がつく可能性があります。

今回は、図面をもとに筋カイセンサーや超音波測定器などを使い、非破壊試験で筋カイの有無と基礎の鉄筋の有無をたしかめ、床下や小屋裏にはいり、非破壊試験ではわからない状況を確認しました。
時代時代で作り方が異なるので、図面や非破壊試験だけでわからないことが多々あります。

写真は、筋カイセンサーを使って筋カイを発見したときの様子です。

こんな感じで、耐震診断を行います。
大きな建物から小さな建物まで皆様、耐震診断に興味があれば当事務所なり、ちかくの設計事務所に相談してみてはいかがでしょうか?