ich liebe dich

TVボード

辻村さんの装飾品工事も終わり、急遽早くあがった相馬さんのTVボードもあがり・・・すべてが順調でしたが・・・
一人・・・僕の愛が足りないのか・・・ご機嫌を悪くして・・・なかなか思うように動いてくれなかった子がいます・・・

ディンプレックスヒートポンプ

ドイツからやってきた・・・フロイラインは・・・いっつも優秀なバイリンガルな子だったのに・・・寒いときも暑いときも頑張ってくれて、大和撫子よりも活躍してくれていたのに・・・今日はご機嫌ななめです・・・
動きません・・・「Ich hasse dich.」と言われ続けて・・・2時間・・・

こんな花嫁いるかと・・・送り出したお父さんに電話・・・

うちのこご機嫌ななめですか?機嫌なおすためにプレゼント攻撃しました?と言われたので、どんなプレゼントしたのか一個一個確認したけど・・・すべてに異常なし。
つまり、配線も配管も間違っていないんです。商品不良しか考えられないのですが・・・だから、新しいのくれって言っているじゃんと思っていたのですが・・・

お父さん曰く・・・

「うちの子、動き出すと-20℃まで大丈夫なんですが、動く前に300Lの水飲むじゃないですか?そのお水の温度が15℃~20℃ないとおなかがくだって動けなくなるんです」

え・・・この大寒波で外気温が-6℃以下とか言われていて、室温なんて暖房していないから0℃ちかいのに・・・水の温度なんて7℃っすよ・・・大和撫子は7℃でも大和魂で動くのに・・・動いた後は疲れたってペースダウン(-20℃でCOP1に限りなく近づきます)するけど・・・

動き出すまでは、フロイラインは暖かなお水でないと動かない・・・しかし・・・密閉回路のため暖かい水を300L作って送り込むのに相当な時間と労力がかかる・・・
しかし、15℃以上の水ができないとフロイラインのご機嫌を損ねたままで(安全装置が働いて運転をとめる)動かない・・・

そこで、水を温めるのではなく、温度感知センサーを暖めて擬似的に安全装置のロックを解除して動かす方法を、お父さんからアドバイスをうけて行うことに。エアコンの室外機も寒いときはこういうことをやるらしく、フロイラインも大和撫子も仕組みは一緒。動き出すと、フロイラインは大和撫子より能力が高いので、ものの数分で15℃までお湯を作ります。

でもって、男5名・・・交代でドライヤーで-6℃の中温度感知センサーを暖めることに・・・18分くらいたって、ロック解除されてフロイラインは動き出しました。
僕と近藤さんはおかげでドライヤーをやらないですみましたが・・・
動いたら動いたでまたすごい・・・

-20℃熱交換されて風が排気されるので外気温が低いおかげで-20℃の風が、吹き出し口から吹いてくるのです。
冷凍庫です。手が痛くなります。
おもしろがって、私も体験しに行きましたが・・・フロイラインの息は冷たく・・・手がひりひりしてきました・・・びっくりです。

それでも、フロイラインはどんどんお湯を作っていき、パネルヒーターにお湯がまわっていきました。
中山さんという職人さんが、手で行きと返りの配管の温度チェックをしていたのですが・・・人間の集中力はおそろしく・・・0.2℃の温度差を手で感知して、温度が上がった、下がったデフロストしたなど触診?するのにみんなびびりました・・・

違いのわかる男です、ネスカフェ ゴールドブレンドが似合う男です。ネスカフェさんぜひ今度かれを採用してください。

フロイラインは無事に動き出し・・・僕たちは「ich liebe dich.」といって帰宅しました・・・