パテは三回塗りですよ!!

パテ

パテで面白くわかりやすい写真が撮れたので・・・アップします。昨日に引き続き業界に喧嘩売るシリーズになっていますが・・・
クロスのパテは3回塗りが基本です。パテ材の商品によっては2回塗りでいいものもございますが、基本3回塗りです。
パテは実は、上塗り用、 中塗り・下塗り用でわけられている商品が多く、ものによっては全て対応のパテもありますが、個人的には二種類にわけたほうがいいと思います。やはり、色々なものは兼用はコスト面では優位になるのですが、それぞれのパテの役割が違うので兼用にするということは、可も無く不可もなくになるので、お勧めは専用パテで処理することです。
また、パテのヘラも実は、色々と使う人は使いのですが、最低3本は使い分けてほしいところです。2本とかでやっているところも多々見受けられますが・・・
下塗りヘラ10cm前後 中塗りヘラ15cm前後 上塗りヘラ20cm前後 全部意味があります。

さて、パテについて解説をしながら写真を見ましょう。これは、今回の藤崎の現場です。

下塗り

これが下塗りパテ処理。
これは、石膏ボードのジョイントを平滑にして、ビスの穴を埋める処理です。
へこんでいる部分にパテを埋め込むイメージなのでヘラも幅が狭いヘラで処理するのが望ましいわけです。コストを抑えたところは、このビス頭の処理を怠るところが増えてきて、一年もたたないうちにビス穴がクロスに浮いてくるとか、防錆表面処理しないビスをつかっていると錆がクロスに浮いてきます。

中塗り
中塗りパテ。省略されることが多い工程です。
こちらは、石膏ボードの不陸などを平滑にする作業です。この作業を怠るとクロスの出来具合が変わってきます。
コスト優先のときに一番省かれる工程です。間接照明などをあてると不陸が目立つのはこの処理を怠っているためです。一番大切な作業なのに一番抜かれるという悲しい工程です。
ジョイント部分などは5cm程度広くパテを塗ります。中くらいの幅のヘラを使うのはそのためです。

この下塗りと中塗りはざらついた目が粗い仕上がりになっています。穴を埋めたり、隙間を埋めたりすることがメインのために目が粗い状態になっています。

上塗り

最後は上塗りパテです。
こちらは、薄く広くパテ処理します。ジョイント部分、ビス穴部分、不陸部分で中塗りまで終わったところをさらに5cmほど広げてパテ処理するので、一番広いヘラで処理します。
このパテは、石膏メインで目が細かいパテでクロスの定着をよくするための処理です。薄手のクロスはこの上塗りパテで面を作る微調整をすることもあります。

クロスのパテの2回塗りは、中塗りを省くので面が出来にくく穴の処理、ジョイント処理をしてそのまま上塗りパテをするのできれいにクロスが仕上がりません。これは、塗装でも左官でも一緒ですね。商品で2回塗りOKのパテがありますが、それは下塗りできっちり面をつくれないと、良い商品なのにもったいないことになります。
2回塗りで面が出来るレベルの石膏ボードの貼り方なら、強制して3回塗る必要も無く、逆に3回塗りでも面ができないレベルなら4回も5回もパテを塗らないといけないので、基本3回塗りとはいうものの、面がつくれるかどうかが一番の問題なわけです。

下塗り、上塗り兼用パテは目が細かいため、それこそ、2回塗りでなく3回も4回も塗ってきちんと面をつくらないといけないはずなんですよ。全ての商品を知っているわけではないので、兼用パテで2回塗りで面を作られる素晴らしいパテがあるかもしれませんが・・・

ということで、当事務所のスタイルは下塗り・中塗り用と上塗用りとのパテをわけて、3回塗りを基本として施工をさせていただいているわけです。
また、ジョイント部分にはファイバーテープ、出隅は出隅材を取り付けてもらうことをきちんと守ってもらっています。ファイバーテープをはることでジョイント部分のパテがひび割れしにくくしているわけです。

こういう処理がクロスの標準的な施工で材料費をたしていくと・・・多くのクロス屋さんが原価割れ?って単価をだしていてつっこむと、あれをみていないこれをみていないと価格があがるか、現場入る前に逃げ出すかするわけですね。

一度、やられたのはたんかが安いなと思ったら140㎡もクロスが多く張られる見積もりで、㎡数がおかしいのとコストが安すぎませんか?と工務店さん指定のクロス屋さんにつっこんだことがありまして・・・
図面にも書いているので、ファイバーテープやってパテは3回塗りですよね?㎡数をなおしても本当にこの単価でできますか?と確認して出来ると言われて、不思議だなと思っていたらクロス工事をそろそろいれなきゃなという3日間前に出来ないからやめますと現場を逃げた業者さんがいました。

つまり、単価の安いクロス屋さんは手を抜いているか、実際以上のクロスの使用量で金額のつじつまを上げているかなのできちんと見積もりチェックすることが大切ですね。

土間下地

そんな感じで、藤崎の現場は2階のパテ処理がほとんど終わり、1階に向かうか2階のクロスをはるかを現場の取り合いをみてきめるかを話し合います。
外は土間下地が完成しましたよ。