気密測定

富田測定

本日は気密測定です。
大寺さんが一番気合いはいるときです・・・いや、入りすぎて空回りしているような・・・

ということで、住環境アルテさんにきてもらって気密測定チェック。

日経ホームビルダーにも記事が掲載されている住環境のプロフェッショナル集団です。ただの気密測定ではなく気密指導までしてくれます。我々もこ指導を受けて今に至っております。

建物は形状により気密が取りやすい取りにくいという建物はたくさんあります。
今回は、富田の現場は気密が取りやすい総二階の無落雪。西滝の現場は下屋があり勾配屋根のため気密が取りにくいつくりになっています。

大寺さんも富田は相当な自負があるようでしたが、西滝は一抹の不安があるようです・・・
ちなみに大寺さんの一抹の不安のレベルがちょっとレベルが違っていて・・・C値0.3きれるかどうかという不安らしく、青森市ではC値が2.0をきればよく、計画換気を適切にするにはC値が1.0をきればよく、望ましい数値は薪ストーブのように着火時に空気が必用な暖房器具で無い限り・・・
C値0.5をきると気密の腕は最高峰というレベルなので・・・気密馬鹿・・・頭おかしい心配です!!なので、みんなはいつも大寺さんをいじって遊びます。

ちょっとした針の動きや、数値の変化、サッシからの空気漏れなどを大げさに言ってみると、過敏なくらい反応をして一喜一憂します・・・ACHという数値が大切なのでACHがきちんとパッシブハウスなみの数値になってもC値も自分基準に達成しないとたまに無駄なあがきをします・・・
面白いので今回もみんなにいじられていました・・・が・・・

富田の現場では・・・まさかまさかの・・・気密が良すぎて測定不能がでました・・・
C値0.06以下という数値がでましたが・・・気密が良すぎてこの数値が本当かどうかも確認出来ないくらい他の数値でもおかしいところがあり・・・現在ある日本の気密測定器では正確な数値がだせないレベルでした・・・
C値が0.1以下であることだけは確実で・・・
気密が良すぎて測定不能ということ夢見ていた大寺さんは、2008年から目標にしていた測定不能という数値を6年という歳月でとうとう達成してしまいました。
おめでとうございます。

西滝

そして・・・西滝の現場・・・
C値は0.3を切れる施工をしていると自負する大寺さん・・・出た結果は・・・C値0.36 ACHが0.49という結果・・・世界最高峰の基準を優にクリアしている数値ですが・・・
大寺さん凹んでしまっています。意図的に気密をある程度悪くした薪ストーブの現場と違い、気密が良い方がいい今回の現場・・・施工レベルでは0.3をきれる感覚があるとのことで、どこかがおかしいと一人で納得出来ないと再測定を依頼・・・

数値的に問題が無いのでOKをだした私の反対を押し切ってあちこちさがすと・・・外の配管の鞘管のテープが剥がれていることを発見!!そこをしっかりとテープでふさぎ、再測定。

ACH 0.43 C値 0.23という結果に・・・さらに数値がよくなりました・・・

たしかに0.3を切る施工でした・・・疑ってすみません・・・でも、このレベルって光熱費や換気計画にどのくらい影響を及ぼすの???とアルテの古川さんに質問・・・

マニアの数値戦争レベルで、数値が良いにこしたことはないですがこのレベルだと目に見えて光熱費や換気計画に影響は及ぼしませんとの回答・・・

大寺さんの自己満足の世界でした・・・

ということで、これから再測定をするときは、みんなの貴重なランチタイムが削られたので大寺さんにはラーメンをおごってもらうこととします。