ECO計画???

今回の二つの物件とも、断熱、暖房ともかなりエコな計画になっております。
某雑誌にちらっと書いた記事(マニア受けしています)の内容の通りの設計をしています。
COPだけにこだわらず、生成した熱(冷気・暖気とも)をいかに持続させるかということを意識しています。
エコキュートと騒いでも、一年で給湯に使うお湯の生成量と二酸化炭素放出量は青森家の場合、暖房に必要な、暖気の生成量と二酸化炭素放出量のたった3ヶ月から4ヶ月分いに比べたら・・・
エコキュートを導入して、蓄熱暖房にしているより、温水器を導入して、蓄熱ボイラーを導入した方が、
二酸化炭素の放出量は少ないのです。
理由は、蓄熱ボイラーの能力を発揮するには、嘘偽りない次世代省エネルギー基準をクリアしないといけないからです。
蓄熱ボイラーが導入できない住宅は、きちんとした次世代省エネルギー基準を満たしていないわけで、蓄熱ボイラーでなくてもいいですが、次世代省エネルギー基準を満たせば、温水器を使った低温水暖房でも40坪程度の住宅ですと、1500~1600L程度のお湯で、暖房がまかなえます。
それに給湯用お湯を考えても、大型の温水器にして2000L~2100Lくらいでまかなえます。
某工務店は、いろいろなことを踏まえて、2700Lにしているようですが、そこの工務店くらいしっかりと気密断熱をとれば私が計算しているお湯の量で間に合います。
工務店でしっかりと高気密高断熱をやっているなと、取引もなくライバルにはなりますが、その低温水暖房をやっている某工務店には関心をしています。
今回は、佃は温水器+蓄熱ボイラーにダブル断熱。
石江は、エコキュート+蓄熱ボイラーに外張り断熱次世代省エネルギー基準よりも厚め
どちらも、エコキュート+蓄熱暖房より省エネで二酸化炭素放出量も少ないです。
さらい、産業廃棄物を減らすため、ゴミを出さないシビアな材料使いをこころがけています。
私の木造住宅での、材料拾い出しはオオデラさん曰く鬼で、一個ミスしたら材料が不足するというシビアな拾い出しで、緊張感ある現場が保たれていると言ってくれます。
コーエー工業さんも、ドンぴしゃすぎる断熱材の拾いに、頭を悩ませています。
今回は、さらに!!
断熱材のはんぱ材が絶対出てゴミになります。
それをコーエーさんにつぎはぎしてもらい、土間の断熱材として使い、基礎断熱の時点でのゴミをゼロにしました。
エコ計画です。しかも、私は自転車生活。ハイブリットカーより環境に優しい設計監理です(笑)
そういえば、心ない方で、工事費を安くしたい方が、私に不法投棄したら産業廃棄物代が安くなるからコスト削減になる、合い見積もり相手はそうしてくれると言ったと言った方がいましたが・・・
その仕事は丁重にお断りしましたが、その後どうなったのでしょうか・・・
不法投棄がなかったことを願うばかりです・・・
みんなで、少しずつ地球に優しい建物作りを・・・