着工しました。

ハイスピード工法

今年最後の着工の浪岡の薪ストーブの家が着工しました。
まずは、ハイスピード工法で地盤改良からです。

ハイスピード工法は、地元の天然砕石を使った地盤改良の方法です。
公共事業の監理などをやっていると、杭を抜く工事の金額の大きさに私はびっくりしていまして・・・杭を将来抜かなくても良い方法はないかと探していたら発見したのがこの方法。
でも、なかなか砕石で地盤改良なんて???って受け入れられませんでしたが・・・

一度採用をして、実績が出来たら以降は当事務所はずっとこの方法です。
最近では、他者様での採用実績も増え、業界新聞にも掲載され始めました。いつも、色々と先駆けてやるのですが・・・当事務所のような小さな事務所が流行る前に採用してもなかなか取り上げられることがなく・・・スルーされるのですが・・・
大手はうらやましいなと思っておりますが・・・下町ロケットでないですけど・・・小さくたって大手に負けない技術や知識を持つことは大切とめげずに今後も頑張って行きます!!

下町ロケットみたいなことは本当によくあることでして・・・
そこを中小企業の経営者としては頑張ってドラマのように乗り越えていこうと思っています(笑)奇しくも当事務所は青森市佃にある事務所。

佃品質佃プライドで、係わっていく建物をお施主様に嫁がせていきたいなと思っています。
建築士、建築家は芸術家でなく、技術者であるという想いが強いので、技術を伴い法令を遵守してそこから、次に美しいデザインという流れが理想ですね。

話を戻しまして、このパイルは将来杭抜き作業がなくなるだけでなく液化現象にも強いのです。砕石パイルは、砕石ドレーンを地盤に作る工法です。浸透性ある砕石ドレーンは、雨水を優先的に透水層へと運び、雨降り後は速やかに カラッとした地盤になりやすいです。

75㎡(家の建築面積を除く土地の面積)の砂とシルトと粘土の混合物の地盤の場合、推測される1日の水の流量を 約75L/dayと仮定し、ここに砕石ドレーン(砕石パイル5m×10本)施工すると、1,600L/dayがプラスされ、なんと1,675L/dayになり、原地盤の約22倍以上の流量が、確保できたことになります。
こうすることで、液化現象に強い地盤が手に入ることになります。

地元の砕石を使い、杭抜き作業がなく、液化にも強い素晴らしい工法ですね。

根堀

そして、地盤改良したあとは根堀です。
砕石パイルは杭頭処理もなく根堀も楽楽なんですよ。

ガイアの夜明けにも登場したこのパイル、興味ある方は当事務所までご相談くださいね。