まじめにやっているのです!!


今日は午前中に、青森県の設計事務所の査察が来ました。
帳簿やら、図面やら、監理報告書やら色々とチェックされました。
まじめにやっているとほめられました。
大変勉強と参考になりますと言われて嬉しくなりました。

理由は、建築基準法の特例措置の意味合いをしっかりと理解してやっているからとのことで、1000以上ある県内の設計事務所で、50の設計事務所を今回査察に入るそうなのですが、今のところ査察にはいった設計事務所で、ここまで特例の意味合いをとらえてやっているところは初めてですと言われ、ちょっとびっくり。
ブログでも何度も書いていることですが、木造住宅だって構造計算しなくていいのではなく、している前提で書類を提出しなくてもいいのでその証拠に構造計算書を提出していないのに、きちんともっている事務所が初めてとのことで・・・
私は当事務所以外でもやっている場所は一社しっておりますが、本当にまじめにやっているところは少ないのだなと実感。
県の人も、一般の施主様候補の人たちが、金額や会社の規模などでなく、こういうしっかりしているところを選べる様になればと言っていました。

土曜日に、仙台の学校にいたとき建築を教えていただいた設計事務所の人に青森でお会いしたときも、サイトなどを使ってまじめにやっていることをアピールしていくのも仕事だよねと話し合いましたが、まさにその通り。
査察を受けてきちんとそこを認めていただきましたので、まじめにやっている事務所だと自信を持って言い切ります。
きちがいってメーカーさんたちに言われましたが、多数決のように、少ないと正しいことをやっていても悪になるのでしょう、今回の件でそう思いました。

でもって、今回はクイズです!!
2×4の壁の骨組みである、スタッドの写真です。
これにはあるものが足りません。
当然、後からいれるのでまだ撮影時にはついておりません。
さてそれはなんでしょう?
一般の方がわかったら、通ですね。
大工さんとも話しているのですが、躯体を頑丈にするには必要な物なのですが最近ではほとんどの2×4建築現場ではやっていないとのこと。
それって、手抜きのはずなんだけど・・・
この写真見て、何もたりなくないと思ったり、うちの家ではこのままにボード貼ったよってなっていたら・・・
設計監理はしっかりしてもらいましょう!!

3 thoughts on “まじめにやっているのです!!

  1. kido より:

    まじめにやる
    が当たり前な世の中にしていきたいもんですな。

  2. kido より:

    クイズ?
    専門家ではないので専門用語は知りませんが。
    壁の内側に縦方向の補強材が入ってるけど、横方向にはなにも入ってませんよね外周の枠組み以外は。これって横方向の力に弱い構造じゃないですか?

  3. inami より:

    さすが!!
    正解です。
    2×4は壁全体を合板と石膏ボードで面にしてしまうので、横方向にも強くなるのですが、横方向にころび止めを入れます。
    「枠組み壁工法建築物の設計の手引き」という設計指針が書いてある本には図解説明で、横方向に転び止めをつけてのっていますが、公庫の仕様書に転び止めは掲載されていないのでやっていない人が多いのかもしれませんが・・・

    やった方が、当然強くなるので・・・後からいれます。公庫の仕様書にも書いていないのでやらなくてもいいとなれば手抜きとは言えないのかもしれませんが、国土交通省が監修していて、日本ツーバイフォー建築協会が発売している本に掲載されているし、建物も強くなるのでやった方がいいんじゃないかなと・・・

    でも、さすがですね。答えわかっちゃうなんて。

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