現場に喝!!

屋根の骨組み現場は、屋根の下地や屋根の断熱工事に大忙し。
大工さんは順調です。気を遣って一生懸命にやっております。梁を濡らさないように、慎重に慎重に。

化粧野地板化粧野地板、サネ付きで10枚おきに乱ではっています。釘はN502本打ち。
合板を張っておりませんが、きちんとN釘で施工。正しい野地板の張り方です。
野地板が、乱巾になると聞いていたので、定幅になるように御願いしました。でないと、10枚おきに乱が難しいので。

屋根断熱二層目の母屋をつけて、アキレスQ1ボード厚さ50mmを2枚はって、パネルビスでとめて、そこを気密テープで処理して屋根の1層目の工事を終了。
明日から、屋根の二層目です。こちらは、防水紙で防水層を作ります。

という感じで、オオデラさんたちは相変わらず順調に作業をすすめておりますし、八幡ガラスさんも順調にサッシや玄関ドアをつけておりますし、青森架設さんも現場にまめにきていただき、ネット養生の段取りをしております。

長く現場をやっているメンバーは、問題なく現場をこなしていますが・・・

新メンバー???今回初めて、現場を組む方々も何社かいらっしゃいます。
お施主様の指定であったり、今までなかった工程がはじめてでてきて、初めて御世話になる専門業者さんだったり、はじめて採用するメーカーさんだったり。
一部の業者さんは、対応がすばらしく満足していますが・・・新規メンバーの多くが、厳しい言葉を使いますが・・・仕事ができるできないではなく、社会人として、プロとしてお話になりません。

「現場に喝!!」という感じで、新メンバーを今日は怒りました。
挨拶ができず、言葉遣いが悪く、名前も名乗らないで、電話にでる方。
約束を守らないで、現場の納品を遅らせたり、検品するのを忘れる方。
ヘルメットを着用せずに足場に上る方。
他社の手抜き工事で、仕事を覚えてしまい、オオデラさんがまじめにやっている仕事内容を理解しないで、勝手に判断して現場を停滞させそうになり、指摘をうけると・・・「他社が他社が」と言い訳する方。

他社様のことは関係ありません。他社様には他社様のお考えがあるので・・・私が口出すことではありません。
ここは、私が設計監理をして、オオデラ工務店が施工をしている現場です。そして、分離発注という形式で受注をしている特殊な現場です。
個々が責任を持って、行動をすることが望まれる現場です。

近隣住民の方にご挨拶をして、仲間同士で挨拶をしてほしいです。腕がよければモラルやマナーは関係ないという現場ではありません。
間違ったら、間違いを認めて謝りましょう。仲間ですから助けます。言い訳したら助けたくなくなります。
自分の安全は自分で守りましょう。自分が怪我したではすまされません。住まわれるお施主様はどう思います?けが人が出た住宅に住みたいですか?

私の怒り方は、きついでしょうが、私はこの現場に真剣に取り組んでいます。
お施主様に引き渡すその日までは、私の娘を育て上げるように大切に、慎重に現場を育てております。
お施主様の元へ嫁ぐその日は、一番最高のきれいな状態で嫁がせたいです。
きれいなのは上辺のきれいさだけでなく、見えない部分もきれいにと考えております。

初めて一緒に仕事をすると、そういう考えについてこれないかもしれませんが、私は自分のこの考えを曲げることができません。
厳しい、性格が悪いと言われても、現場をなぁなぁで進ませることはできません。

事前に、私が監理に行って、指摘することでミスや事故は未然に防止されています。
オオデラさんと長いつきあいで、オオデラさんがみんなをフォローしているから防止されていることもあります。

今回は、事故がなかったとはいえ、ノーヘルメットで足場を上ってきたことに憤りを感じ、怒りました。
屋根から怒鳴った私が悪いのか、ノーヘルメットで足場を上った行為が悪いのかをよく考えてもらえたらと思います。

怒るって・・・すごく疲れるんです。好きで悪役やっていません。いい人になって、なぁなぁにするほど楽なことはありませんが・・・

お施主様が、一生の財産を私に預けてくださるのですから、心を鬼にしてでも、間違いは指摘いたします。